韓国のコミュニティサイトより「シャインマスカットの近況」というスレの反応を翻訳して紹介します。
シャインマスカットの近況
キャンベルブドウを栽培していたキム・ミファさんは、「高収益作物」という噂を聞いてシャインマスカットに切り替えました。
2019年に8,000万ウォンを投資して期待を寄せていましたが、悩みばかりが増える結果となっています。栽培当初は、2kgの箱1つで3万ウォンだった価格が、現在では1万ウォン程度に急落してしまいました。
キム・ミファ | 栽培農家
「他の人が植えるのに影響されて、私たちも少し、正直なところ『お金を稼いでみよう』という欲で(栽培を)始めたのですが、大きく後悔しています。」
キムさんと同じ理由で栽培を諦めた農家もあります。
1,000平方メートル規模のビニールハウスでは、現在レタスが栽培されていますが、元々はシャインマスカットを栽培していた場所です。
キム・ビョンオク | 栽培農家
「ご存じの通り、2kgで1万ウォンにもならない価格です。生産しても人件費も出ません。それでやめました。」
価格の暴落を引き起こした原因は過剰供給です。全国的に、2021年には4,196haだったシャインマスカットの栽培面積が、1年後には6,000haを超えました。
シャインマスカットの現状
2021年:全国栽培面積 4,196ha
2022年:全国栽培面積 6,067ha
2023年には地域内の栽培農家が20%近く増加し、400戸を超えています。
かつて高収益作物として注目を集めたブラックラズベリーやブルーベリー、アロニアも同じ運命をたどりました。栽培面積が増加し、さらに代替作物まで登場した結果、競争力を失いました。
高敞(コチャン)のブラックラズベリー栽培面積
1996年:1,450ha
2007年:900ha
2014年:300ha
2023年:15ha
ブラックラズベリーの主要生産地である高敞では、かつて1,450haまで増加していた栽培面積が、価格暴落により大幅に縮小しました。
高敞郡関係者
「(農家が)多く廃業しているのは事実です。2014年頃、価格の暴落が起きて栽培面積が急激に減少しました。」
高収益作物にはそれ相応のリスクが伴うため、慎重な選択はもちろん、栽培や流通過程での競争力を確保する差別化された戦略が求められています。
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韓国の反応
それ以上してた気もするけど・・・。
いつの間にか価格が下がって味も安っぽくなった。
数年で糖度も落ちて、商品価値もどん底まで落ちたという話を聞いた。
シャインマスカットなんか高くて食べないんだけど、これでも農家は人件費が出せないとか文句を言ってる。
直販じゃないから農家はそのままの価格はもらえない。
収穫していったん農協とかに送るから。
流通までの費用を考えないのか?
ちなみに箱や包装ビニール、梱包紐なんかも全部農家の自費だし、農家は人件費からそのような物品費用まで全部負担してる。
もちろん、運送費用だって当然かかる。
株価上昇 -> 株価買い付け -> 下落 -> 大損
買い付け -> 上昇の順序でお金を稼ぐのに、
みんな頭から突っ込んでいる。
皮が厚くて甘くもなく、味も薄い。
今は価格がものすごく下がったけど、売っても誰も買わなくなった。
輸入品だって1房7~8千ウォンくらいなのに、どんな根拠があって高値で売りさばこうとしたのか?
このくらいの農場の規模だと、5人以上雇わないといけないだろうねww
シャインマスカットは土地の栄養を多く消耗するから、育てるのが難しいと言われている。
昔、最初に出た時は、本当に箱からフルーツの香りが溢れ出て、家全体に広がるほど香り高かったのに、今はただの水っぽいブドウみたいだ。
これが株だったら、食べられもしない紙くずだ。
いや、紙くずならまだ使えるけど、株の場合は廃紙だ。