地下鉄に乗っている時の市民意識の高さの方が羨ましかった。
第一に人が降りるのを待ち、常に邪魔にならないようにリュックサックを前にかけていた。
物凄くアナログだ。
バスガイドがいまだにいるのと同じ。
これのどこがいいんだ?
だから料金が高いんじゃない?
韓国も全面スクリーンドアでここまでの確認をする必要がないというだけで、出発前に安全確認をしてるのは同じじゃないか?
鉄道会社が金持ちだから各駅でこういうことが出来るのでは?
我々はKTX(※韓国高速鉄道)でもこんなことは出来ないと思う。
うん、こうやって人を増やせば人件費が上がってそれだけ赤字も増える。
ただでさえ赤字だというのに、これ以上人を増やしてしまうと、乗車賃で3,000ウォン取られるようになってしまう。
実は制服を着ることによって人々に心理的な影響を与える側面もある。
制服が与えるプロ意識や信頼感を上手く活用しているようだ。
その点では実は鉄道よりも驚くのが日本のタクシー。
タクシードライバーも制服、帽子、白手袋を必ず着用している。
いや、古臭く感じるのは自分だけだろうか・・・?
そもそも、韓国でも各ドアに取り付けられたカメラを運転士が目視で確認している。
だから、運転士が知らないところでセンサーが反応して、勝手にドアが閉じることはない。
制服の駅員がいるのは有難い。
何か聞きたいことがある時に聞いてくれるから。
古臭く見えるのは施設が1960年代から使われている施設だからだろう。
日本には3回訪れたけど、最も印象に残ったのは市民意識だった。
道にはゴミ一つなく、秩序があり、道を尋ねると口頭で説明するだけでなく、実際に連れて行ってくれた。
自分は幼い頃から知らないうちに様々な理由で日本のことを良く思っていなかったけど、日本旅行を経験して以来、日本というだけで偏見を持つ色眼鏡を外すことができた。
韓国の障碍者が日本に行ってびっくりしていた。
障碍者が使ってもかなり便利だから、普通に公共交通機関を使ってた。
見た目はアナログ感があって素晴らしいけど、効率的ではない。