そもそも、学校が終わったら帰宅部を選ぶこともできるし、しっかりと放課後の活動時間が与えられている。
そして、スポーツだけではなく文学など様々な分野から選ぶことも可能。
そこから大きな違いがある。
こうういう時に議論される我が国の問題のほとんどは、大学進学にオールインしてることに起因する。
>>大学進学にオールインしてることに起因する。
その通り。
我が国では、良い評判と仕事を得るためには、勉強することだけが唯一の方法だと頭に刻み込まれている。
これは急速に発展した国ほどありがちな現象だ。
日本旅行に行って驚いたことの一つが、スポーツが出来る公園の多さだった。
そこら辺にテニスコートやバスケットコートがあって、子供が気軽にスポーツに触れられる環境が整っていた。
甲子園で優勝するような子供が真剣に野球に取り組んで、それから勉強して受験の準備をしているのはなかなか凄いことだと思う。
アニメやドラマを観ていると、日本の子供のほとんどが部活動などに参加していて楽しそうに見える。
我が国であれば高校球児を何とかプロにさせようとするけど、別に日本の高校球児は全員がプロになるために全力で野球に取り組んでる訳じゃない。
日本の気軽にスポーツを楽しめる環境が羨ましい。
我が国ではスポーツ=勉強の邪魔になるもの、という考えの親すらいるというのに・・・。
許されるなら何でもいいからスポーツに一生懸命取り組んでみたかった。
まずは意識を変えなければならない。
日本ではスポーツが身近なものだから観戦文化も根付いていて、市場規模自体も大きい。
しかし、我が国ではスポーツが一部のエリートがプロになってお金を稼ぐためにするものという認識がある。
日本人は生活体育が当たり前になってるから、ほとんどの人がスポーツで得意な競技が一つはある。
本当にスポーツ文化そのものが違う。
お金が無いのではなく時間がない。
子供は受験のために必死に勉強して、大人は生活のために必死に仕事をしている。
スポーツをしている時間と余裕がない。
これだけ環境の違いがあれば勝てるはずがない。
今まで競い合ってたこと自体が奇跡。
今でも体育に反発する親が多いから、仕組みを変えるには相当時間がかかりそうだ。